HOSPITAL REBUILDING CASE
病院建替え事例
昭和の時代に建設された多くの病院が、
施設の老朽化や医療の変化に対応できない施設構造など、
しかし、用地・費用・診療への影響などの理由で
なかなか改築に踏み切れない状況が見受けられます。
中建設計は、敷地内で診療活動を続けながらの全面建替えを
前向きに提案し、実現させています。
京ケ峰岡田病院
Kyogamine Okada Hospital
本院は、愛知県三河地方に位置する幸田町に建つ単科の精神科病院である。 東に京ヶ峰と呼ばれる里山を望む立地にあることが、病院名の由来となっている。 既設の外来管理棟が築45年以上経過し、老朽化、狭隘化が進んでいたことに加え 耐震性への不安も出てきたこと。また、精神科スーパー救急病棟への部分移行の 構想などから建替えられることになった。 院長の「一人ひとりの患者さまの幸せのために」の理念のもと、患者さま本位に設計がなされている。デザイン的には、院長の意向に沿い、伸びやかで落ち着いた現代的な和風様式で表現してみた。
DATA
敷地面積 | 18,861㎡ |
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建築面積 | 9,345㎡ |
延べ面積 | 20,417㎡ |
構造規模 | 鉄筋コンクリート造 地上3階建 |
完成後
着工前
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十全会 三島内科病院
Mishima Hospital of internal Medicene
岡崎市にある三嶋内科病院は病床数99床、診療科目は内科・循環器科・放射線科・胃腸科・リウマチ科の病院です。昭和48年の開設以来、 大きく2回にわたって増改築を行ってきたが、建物の老朽化問題、療養環境の改善のため、国の医療施設近代化施設整備事業により、平成12年増改築工事が行われた。 概要として、まず南側の駐車場の敷地に新館を増築し、老朽化の進んだ東館の機能を移します。それから東館を撤去し駐車場とた。工事計画では、 病棟部分と渡り廊下部分とを2回に分けて行うことで、病院の機能を維持しながらの工事を可能とした
DATA
敷地面積 | 2,532㎡ |
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建築面積 | 1,366㎡ |
延べ面積 | 4,475㎡ |
構造規模 | 鉄筋コンクリート造 4階建 |
完成後
着工前
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成精会 刈谷病院
Kariya Hostpital
この病院は愛知県刈谷市内に位置する精神病院で、開設以来25年を経たころから建物の老朽化、狭隘が懸念され、医療の質の向上、 看護体制の充実のため再整備を目指して改築が検討されてきました。当初は上増築する予定で階高を低く設定していた病棟計画を見直し、グラウンドを利用し病棟を建て、 診療を続けながら徐々に改築していく手法を提案し、実現しました。当初は空き部屋を利用してスタートしたデイケアも利用者が増加し、用地が取得できたことで 作業療法センターと合わせてリハビリセンターとして新築することとなりました。入院期間が短縮され、外来医療へさらには地域医療へとシフトしつつある中で近い将来、 外来診療棟の・整備が早急な課題となりつつあります。
DATA
敷地面積 | 2,532㎡ |
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建築面積 | 1,366㎡ |
延べ面積 | 4,475㎡ |
構造規模 | 鉄筋コンクリート造 4階建 |
完成後
着工前
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